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塾長(小田原漂情)

25歳の時から教育業界ひとすじに歩む一方、歌人・小説家でもあり、「人間性の回復」すなわち「人が人であることの喜び」や「人が人を慕う心のすばらしさ」などをテーマに、多数執筆活動をつづけております。

二十代から三十代にかけては、現代短歌の大きなうねりの中で同世代や上の世代の歌人たちと刺激し合い、特に韻律については独自の見解を築きました。

また32歳で国内の全都道府県を踏破し、 西行・芭蕉・牧水の旅の系譜に連なる境地を目指しています。

このような履歴を経て、40歳の時に当地で塾の開設に携わり、以後、真に豊かな人間とはどのように育つものであるか、その答えを「心」と「ことば」のあり方に求めながら、「言問学舎」での教育にあたっております。


私の文学上のテーマは「人間性の回復」です。
言問学舎という塾で、塾に来てくれる生身のお子さんたちと一緒に目ざして行くものと、文学上のテーマとに、いささかのずれもありません。今は塾と文学という二つの道をパラレルに進むことが、言問学舎の進化・純化の道であり、言問学舎に集まって下さるみなさんのためにもプラスになると考えて、小説の執筆をつづけています。

もっとも、「言問学舎」を立ち上げてからは、長く「休筆」同然の状態がつづきました。塾の運営、会社の経営をして行くことは、それ自体がひとつのアイデンティティであり、自身にとっての新たなアイデンティティの確立を求められる時、物書きという別の強固なアイデンティティとの両立を図ることは困難でした。
そしてお子さんたちをお預かりする責任上、どうしてもその時その時に最優先するのは、生徒に全神経を集中することです。自分自身が物書きであることより、塾と会社の代表であることの方が、自分が身を置いた場所に相応のあり方だと考えて、数年間を送りました。


「塾」の優先度の最上位が「生徒」であることは変わりませんが、「会社」の方がある程度形を成して、二つのアイデンティティが両立できるようになりました。つい最近のことです。
それから「二つの道をパラレルに進むこと」で、言問学舎をより強く深くして、
「ご縁のあったお子さんたちの将来を輝かせること」と「心とことばによる教育の可能性」を追究すること
が目標となっています。

従って、「言問文庫」のページでご紹介する音読の教材も、今後意欲的にコンテンツを充実させていくつもりです。

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